投稿日:2023.12.25 最終更新日:2024.02.26
溶ける糸リフトとは?効果やメリット・デメリットを詳しく解説
溶ける糸リフトとは、時間とともに体内に吸収される特殊な糸を使用します。顔のしわやたるみを解消し、フェイスラインをすっきりさせる施術方法です。
メスを使用しないので抵抗も少なく、アンチエイジングを目指す方の人気の施術方法の1つとして注目されています。糸リフトには、主流の溶ける糸だけではありません。溶
けない糸を使用した、溶けない糸リフトというものも存在します。
今回は、溶ける糸リフトだけでなく、溶けない糸リフトの効果や、糸の違いによるメリットとデメリットなどを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
目次
溶ける糸リフトとは?
糸リフトはスレッドリフトともいわれます。特殊な糸で皮膚を引き上げ、しわやたるみを解消する施術です。糸には小さなコグといわれるトゲがついており、そのコグが皮下脂肪に引っかかって皮膚ごと上へ引き上げます。
メスを使用しないためダウンタイムが短く、即時効果が得られるところも魅力です。
また、挿入された糸が吸収される際に皮下組織が刺激され、コラーゲンの生成を促します。糸が消えた後もお肌のハリがしばらく持続するでしょう。
溶ける糸リフトがおすすめなのは次のような方です。
- お顔にメスを入れるのが怖い方
- 気軽に顔のたるみをなくしたい方
- 小顔になりたい方
- すぐに効果を実感したい方
- 肌のハリやツヤを取り戻したい方
- 肌のたるみ予防をしたい方
- 体に異物を残したくない方
溶ける糸はどのタイミングで溶ける?
溶ける糸は、徐々に体内に吸収され、やがてすべて消失します。
糸がなくなるタイミングは、糸の種類や個人差にもよりますが、約半年~1年半で溶けるといわれます。
さらに、効果は糸が溶けた後も期待できます。糸が溶け、コラーゲンの生成を促されると、リフトアップ効果や美肌効果が持続するでしょう。糸が溶けた後は再度施術を行うこともできるので、1~2年に1回程度、継続的に施術を受けるのがおすすめです。
溶ける糸の治療効果
溶ける糸の治療効果は、具体的には以下の通りです。
- たるみとほうれい線の改善
- 小顔効果
- コラーゲン生成による美肌効果
- 肌の老化予防
効果について、詳しく説明します。
たるみとほうれい線の改善
溶ける糸リフトによって、たるみやほうれい線が改善できます。
目尻の小じわや目の下のたるみ、口角まわりのもたつきを糸で引き上げることにより、自然なリフトアップが可能です。口角が上がり、目元がすっきりすることで、明るい印象を与えます。
小顔効果
溶ける糸リフトには、小顔効果もあります。
フェイスラインやあご下のだぶつきを引き上げるので、フェイスラインが引き締まり、小顔効果とハリのある若々しい印象を与えます。
その他、脂肪に効果のある施術と組み合わせることで、より効果を実感できます。フェイスラインがたるんできたとお悩みの方に特におすすめです。
コラーゲン生成による美肌効果
溶ける糸リフトには、コラーゲン生成を促す効果もあります。
糸にはコグといわれる微細なトゲがついており、そのトゲで皮膚の内部を刺激します。糸が吸収される際にコラーゲンが生成され、美肌効果が期待できます。
この効果は、糸が吸収された後もしばらく効果が持続します。お顔のハリと弾力が増すだけでなく、毛穴の引き締め効果や、小じわの改善にも繋がります。
肌の老化予防
溶ける糸リフトは、老化予防としても効果的です。
フェイスラインのだぶつきやたるみが出てしまってからの施術だけではなく、20代の若いうちからの施術もおすすめしています。
予防として行うことで、ほうれい線やシワができることを防ぐだけでなく、美肌効果によって若い肌をよりきめの細かい、弾力のあるハリとツヤを増した美肌へと導きます。
溶ける糸と溶けない糸の違い
溶ける糸リフトと、溶けない糸リフトの違いは次の通りです。
溶ける糸のメリット・デメリット
溶ける糸のメリット
- リスクが少ない
溶ける糸の最大のメリットは、リスクが少ないことです。糸が体内に自然と消えるため、感染症のリスクが少なくなります。体内に異物を残さないので、取り出すための施術を受ける必要もありません。
- ダウンタイムが短い
ダウンタイムが短く、1~3日程度で通常の生活へと戻ることが可能です。まれに内出血や痛みがある場合もありますが、1か月程度で落ち着くでしょう。
- 繰り返しの施術が可能
糸が吸収され消えてしまえば、何度でも繰り返し施術を行うことが可能です。その時のご自分のお顔の状態に合わせることができ、自然な仕上がりが期待できます。
- コラーゲンを生成
吸収される際にコラーゲンが生成されるため、毛穴の引き締めや、美肌効果も期待できます。
溶ける糸のデメリット
- 持続期間が短い
デメリットとしては、溶けない糸リフトより持続効果が短いことです。実際には差はほとんどないといわれますが、全て吸収されてしまえば効果は確実に消失します。1~2年周期の計画的な施術プランが必要でしょう。
溶けない糸のメリット・デメリット
溶けない糸のメリット
- 持続期間が溶ける糸よりも長い
期間が長いといわれていますが、実はしっかりとしたエビテンスがあるわけではありません。しかし、溶けて消えてしまうことはないため、持続時間が長くなる可能性はあります。
溶けない糸のデメリット
- 感染症のリスク
糸リフトにおいて、感染症が起こるケースはまれですが、溶けない糸は体内に残り続けるため、感染症が起こるリスクは、溶ける糸よりも高いと言えます。
- レーザー治療ができない場合がある
施術箇所によって、レーザーでの治療が受けられないことがあります。レーザー治療を受ける場合は、必ずカウンセリング時に、医師に糸リフトを施術していることを伝えましょう。
- 修正が難しい
溶けない糸リフトについても同様ですが、施術の方法によっては、ひきつれを感じる場合があります。この場合、溶ける糸リフトはいずれ糸が溶けるため、その後の再施術による修正は可能ですが、溶けない糸リフトの場合、糸を取り除く施術が必要となります。
溶けない糸を使用していても、効果は永続的に持続するわけではありません。施術プランを立てる際は、その分のダウンタイムも考慮する必要があります。
糸リフトがすぐ戻るのを防ぐ方法
施術後のケアによって、糸リフトがすぐに戻ってしまうことを軽減できます。主に次のような方法があります。
定期的に施術を受ける
糸リフトの効果は永久的ではありません。リフトアップ効果持続のために、定期的な施術を受けましょう。患者様が目指す肌状態によって頻度は異なります。半年に1回程度、1年~1年半に1回程度など、適切な施術間隔を医師にしっかり相談する必要があります。
挿入する糸の本数を増やす
糸リフトの効果持続期間を延長するためには、挿入する糸の本数を増やすことが有効です。
通常、効果を実感する糸の本数は、片方3~5本ずつです。糸の本数が増えればよりバランスよく支えられます。最初から糸の本数を増やすことに抵抗がある場合は、後から追加できるかを事前に医師に相談しておきましょう。
施術後に皮膚を刺激しない
施術後はできる限り、皮膚に刺激を与えないように心がける必要があります。糸リフトは、糸についているコグというとげを皮下組織に引っかけて持ち上げている状態です。定着するまでに1~2か月程度かかるため、マッサージを控えて、表情を大きく動かさないよう安静に過ごさなくてはなりません。
まとめ
溶ける糸と溶けない糸のメリットとデメリットから見ても、溶ける糸が主流となっている点は納得できるものでした。
溶ける糸リフトは、メスを使用せずとも即時効果を得ることができ、若い方でも老化予防に期待ができます。何より、糸が消失した後も、コラーゲンの生成を促し、毛穴を引き締めるなどの美肌効果を持続してくれる点は、非常に魅力的です。
ただし、溶ける糸は持続期間が短いというデメリットを抱えているため、計画的な施術プランが必要になるでしょう。
一宮美容クリニックでは、通常半年~1年半といわれる溶ける糸リフトの持続時間をはるかに超える、最長3年間持続する溶ける糸もご用意しております。
溶ける糸でのリフトを検討している方は、ぜひ一宮美容クリニックにご相談ください。