二重埋没法のダウンタイムは?症状や適切な過ごし方を解説!
メスを使わない二重整形の埋没法は、切開法に比べてダウンタイムが少なく手軽に施術できる人気の美容整形です。
しかしダウンタイムがまったくないわけではないので、普段の生活をしながら施術ができるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、二重埋没法のダウンタイムについて症状や期間、適切なダウンタイムの過ごし方などを詳しく解説します。
これから埋没法の施術をお考えの方はぜひ参考になさってください。
目次
二重埋没法のダウンタイムの症状と期間
二重埋没法は医療用の糸を使ってまぶたを縫い留め、二重にする美容施術です。メスを使った切開法に比べると皮膚へのダメージや痛みは少ないものの、多少のダウンタイムはあります。ダウンタイムには個人差がありますが、おおよそ次のような経過をたどります。
腫れ
埋没法は針と糸でまぶたの皮膚を縫い留め二重を作ります。術式としては挙筋法(きょきんほう)と瞼板法(けんばんほう)があり、当院では二重の持続期間が長くダウンタイムが少ない瞼板法による施術を行っています。
瞼板法の施術時間はおよそ15分程度で、施術の当日~翌々日までは最も腫れが強くなります。腫れの度合いはもともとのまぶたの厚さや体質にもよりますが、「たくさん泣いた後のようなまぶた」と表現される方が多いです。
翌々日ごろまで続く強い腫れは、約1週間で落ち着いてきます。その後、完全に腫れが引くまで1~2か月程度かかります。
腫れがある状態では思っていた仕上がりではないと感じるかもしれません。しかし、術後約2か月経過し腫れが完全に引くと、施術よってできた二重のラインがくっきりと見えてきます。
内出血
施術前の麻酔や糸を縫い留める針が、まぶたの血管を傷つけてしまうことがあります。このようなケースで血管から出血が起こると、まぶたの内出血が起こります。
内出血は出血が止まった後もあざのようになります。目立ってしまうため、心配になるかもしれませんが、術後1~2週間で改善します。内出血が起こってしまった場合は、サングラスなどで目元をカバーするとよいでしょう。
ひきつれ感・痛み
施術後、ひきつれ感や痛み、違和感がでることがあります。数日で軽快するケースがほとんどですが、痛みが強い場合は鎮静剤を使うことも可能です。
我慢できないほどの痛みや1週間以上続く痛みがある場合は、クリニックへご相談ください。
異物感・ドライアイ・疲れ目
施術後1週間ほど、異物感や目の渇き、疲れ目といった目に関する症状も出やすくなります。これらの症状が1週間以上続いたり、異物感が強かったりする場合は埋没法の糸が飛び出している症例も確認されています。自己判断せずにクリニックへ相談しましょう。
傷跡
針を刺した傷跡はごく小さいものですが、術後しばらくは赤みが出たり、色素沈着を起こして茶色く残ったりすることがあります。傷跡は数か月程度で、肌のターンオーバーとともに目立たなくなります。
針を刺した傷跡はごく小さいものですが、術後しばらくは赤みが出たり、色素沈着を起こして茶色く残ったりすることがあります。傷跡は数か月程度で、肌のターンオーバーとともに目立たなくなります。
二重埋没法で腫れやすい人の特徴
次のような方は二重埋没法で腫れやすい、またダウンタイムの症状が出やすい傾向にあります。
まぶたに厚みがある
まぶたに厚みがある人は、埋没法で使う糸を使う範囲が大きくなるため、皮膚へ負担がかかり腫れやすくなります。また糸を緩く結ぶとすぐに取れてきてしまうため、ある程度強めに結ぶ必要があります。これもまぶたの皮膚に負担がかかる原因になります。
糸を止める箇所も薄いまぶたの人より多くなるので、まぶたが厚い人はダウンタイムの症状が出やすいでしょう。また、まぶたの厚さによっては埋没法が適さないケースもあります。詳しくはクリニックへご相談ください。
幅の広い二重を希望した
幅の広い二重を希望した場合、糸の本数や結び目の数が増えるため、まぶたへの負担が大きくなり腫れやすいです。また、強く固定しても糸が外れやすいリスクもあります。
並行型の幅広の二重を希望する場合は、切開法の方が適している場合があります。ご希望の仕上がりを医師と相談し、施術方法を決めましょう。
むくみやすい体質
もともと、むくみやすい体質の人は、施術後まぶたにむくみの症状が強く出たり、腫れたりする可能性があります。むくみは冷えや運動不足とも関係しています。施術前に体調を整えて施術に望みましょう。
アレルギーがある、皮膚がかぶれやすい
アレルギーや皮膚がかぶれやすいなど肌が刺激に弱い方は、二重埋没法の施術でまぶたが腫れるリスクが高いです。
アトピーなどの皮膚疾患がある方はコンディションのよいときに施術を受けられるよう、担当医に相談してスケジュールを調整しましょう。また、そのような相談ができるかどうかもクリニック選びの1つの基準になります。
目元を触る癖がある
普段から目元を触る癖がある方もダウンタイムが長引いたり、痛みが長引いたりしてしまうことがあります。施術後はまぶたがかゆくなることも多く、手で触ると腫れがひどくなることがあるので注意しましょう。
二重埋没法のダウンタイム中の過ごし方と注意点
二重埋没法のダウンタイムは切開法などほかの美容施術に比べると短いものの、過ごし方について気をつけておきたいことがあります。ダウンタイム期間を短く終える上手な過ごし方をご紹介します。
長時間の入浴や運動など、血行がよくなることを避ける
長時間の入浴や激しい運動は血行を促進させ、腫れや内出血の症状がひどくなることがあります。術後1週間程度はシャワーのみで済ませ、安静に過ごしましょう。
筋トレや重いものを運ぶなど、目元に力が入ってしまうような動作も術後1~2週間はできれば避けた方がよいでしょう。
むくみの原因になる塩分の摂取を控える
塩分の濃い食事は体に水分をため込みやすくなり、むくみの原因になります。施術後1カ月程度は食事の内容にも気をつけましょう。塩分をとりすぎた場合は、海藻やバナナなど塩分の排出を促す効果があり、カリウムが多く含まれる食品をとるように意識してみましょう。
また傷ついた細胞を早く回復させるために、タンパク質など代謝に必要な栄養分を積極的に取ることもおすすめです。
飲酒・喫煙を控える
アルコールは一時的に血流が増大させ、むくみが悪化する原因になります、またアルコールを分解するために体内の栄養を使ってしまうので傷の治りが遅くなります。喫煙に関しても血行が悪くなり、傷の回復を阻害するため控えたほうが良いでしょう。
紫外線対策を十分に行う
紫外線を浴びることは肌ダメージが大きく、トラブルのもとになります。二重埋没法で施術するまぶたは顔の皮膚の中でも薄く、紫外線の影響を受けやすいです。術後は紫外線対策を十分に行い、少しでもダメージを遠ざけましょう。
頭が低い位置になる姿勢を避ける
施術後の傷の回復のために睡眠は必要ですが、長時間頭を低くするとむくみがひどくなるため、二重埋没法の術後には注意が必要です。少し頭の位置が高くなるように枕などで調整してみましょう。
また長時間顔を下に向けてスマホを操作する、読書する、うつぶせで過ごすなど、起きている間の姿勢にも気を付けてみましょう。
二重埋没法ダウンタイム期間を乗り切るためには?
二重埋没法のダウンタイム期間中は、二重の幅が安定しておらず、どうしても目元が気になってしまいます。また施術がバレやすい期間でもあるため、下記のような方法で上手に乗り切りましょう。
サングラスやメガネなどのアイウェアを利用する
二重埋没法のダウンタイム期間中は、目元の変化が目立ってしまいます。サングラスやメガネなど取り入れやすいアイウェアを上手に利用して過ごしましょう。サングラスなら紫外線対策にもなりますし、紫外線対策用のメガネもあるので施術後の利用におすすめです。
普段メガネをかけていない人は、施術の少し前からメガネをかけ始めると周囲へ違和感が少なくなりバレにくくなるでしょう。
髪型で上手に隠す
前髪やウイッグを使って目元が見えにくくする方法もあります。ただし施術部位に髪の毛やウイッグの毛髪が触れると、感染症などのリスクがあることも知っておきましょう。
目元をカバーするメイクにする
施術の翌々日までは施術部位へのメイクは避けた方がよいですが、その後落ち着くまではメイクで傷跡を隠すとよいでしょう。目元に明るい色を使うとむくみが目立つので、引き締め効果のあるブラウンなどを上手に使ってダウンタイムを乗り切りましょう。
目元を冷やす
腫れが強い場合は、目元を冷やすと少しおさまります。外出前に保冷剤などを使って冷やすのがおすすめです。ただし、あまり冷やしすぎると血行不良になり逆に腫れが引かなくなりますので、強い腫れがでたときだけにしましょう。
二重埋没法のダウンタイムでよくある質問
二重埋没法や二重埋没法のダウンタイムについてよくある質問をまとめました。
メイクはいつからできますか?
メイクは施術の翌日から可能です。腫れがひどい場合や痛みがある場合は、ダウンタイムが長引く恐れがあるため、メイクをするのは数日様子を見てください。
洗顔やシャワーは当日でもできますか?
洗顔は施術の翌日から、シャワーは施術当日から可能です。洗顔の際は施術部位を強くこすらないように注意しましょう。また体を温めすぎると血行が良くなり腫れが悪化することがありますので、長時間の入浴は1週間程度控えてください。
ダウンタイム中は仕事や学校を休んだ方がいいですか?
二重埋没法の場合ダウンタイム中に仕事や学校に行っても問題はありません。しかし施術後数日はたくさん泣いた後のようにまぶたが腫れることが多いため、連休前に施術を受けたりお休みをとって施術されたりする方も多いです。
仕事の内容によっては、ダウンタイムの症状を悪化させる可能性もあるため、術後の過ごし方を考える必要があるケースもあります。カウンセリングで医師にご相談ください。
コンタクトは術後も使用できますか?
コンタクトレンズは施術の2日後から使用できます。施術の際もはずす必要があるので、当日はメガネをお持ちください。ハードコンタクトの場合はもう少し時間を置く必要があります。カウンセリングで医師にご相談ください。
まぶたを留める糸が外れることはありませんか?
二重埋没法の糸は取れる可能性があります。持続時間は3~5年ほどといわれますが、糸の結び方や二重の幅によって個人差があります。
一宮美容クリニックでは、プラン事に保証期間を設けています。糸が取れたり、二重のラインが薄くなったりした場合に、無料で施術のやり直しを行います(回数は片目につき2回まで)。詳しくはこちらをご覧ください。
痛みが心配です。
二重埋没法の施術には麻酔を行うので、施術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射のチクっとした痛みがありますが我慢できる程度です。痛みが心配な方は笑気麻酔などもご用意していますので、カウンセリングでご相談ください。
ダウンタイム期間は麻酔が切れ、じんじんとした痛みを感じることがあります。飲酒や運動、入浴などで血行が促進されるとドクドクと痛むことがありますので、1~2週間は控えましょう。
二重埋没後のダウンタイムを抑えるには医師選びも大切
二重埋没法のダウンタイムや過ごし方について解説しました。
二重埋没法はメスを使わない比較的簡単な施術といえますが、施術するクリニックや医師によって施術後のダウンタイムや仕上がりに差があります。
手軽さゆえに多くのクリニックで施術を受けることができますが、施術実績やカウンセリングの充実度、アフターフォローの体制など、納得できるクリニックを選びたいですね。
一宮美容クリニックは大手美容外科で数多くの治療経験と実績を持つ院長が施術前のカウンセリング・施術を担当し、最新の美容医療を提供しています。患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療で、ご希望に合わせた自然な美しさをご提案いたします。