投稿日:2024.11.29 最終更新日:2024.11.29
裏ハムラ法のダウンタイム徹底解説|症状・期間・短縮方法を詳しく紹介
目の下のクマやふくらみでお悩みの方に人気の「裏ハムラ法」。
「ダウンタイム中の症状は?」「期間はどれくらい?短くすることはできないの?」などと疑問に思う方もいるかもしれません。
本記事では、裏ハムラ法のダウンタイムについて、症状・期間・短縮方法についても詳しく解説します。施術を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
裏ハムラ法とは?
「裏ハムラ法」とは、皮膚を切開せず、目の下のクマやたるみを改善できる美容施術です。目の下のふくらみの原因である眼窩脂肪を、さらにその下へ移動させるため、出血も少なく、他の施術と比べてダウンタイムが短いというメリットがあります。
生着率が100%
裏ハムラ法は「脂肪を捨てずに利用することでクマを治す」施術です。血液が通った状態で組織を移動させるので、生着率はなんと100%です。脂肪注入やヒアルロン酸注入と違って体内に吸収されないため、後戻りの心配もありません。
目の下のくぼみの原因に根本的にアプローチ
目の下のくぼみの原因は、「眼窩脂肪の減少」と「目の下のたるみ」です。皮膚の下の組織が靭帯を通して骨と直接癒着しており、皮下脂肪が少ないエリアのため、凹みが筋のように見えます。裏ハムラ法はこの筋を形成している靭帯の癒着を剥がします。
剥がすだけでは癒着してしまうので、目の下のふくらみである眼窩脂肪を挟むことで、再度へこむこともなく、ボリュームを持たせることができます。裏ハムラ法は目の下のふくらみを無駄にすることなく、解剖学的に根本的にアプローチできるのです。
合併症が少なく安全
皮膚を切開しないので、下まぶたが外にひっくり返ってしまう「外反症」のリスクが少ないです。また、涙袋をつくるための眼輪筋という筋肉への負担も少ないため、涙袋に損傷を与えることなくクマを治療できます。
裏ハムラ法のダウンタイムの症状と経過
裏ハムラ法のダウンタイムは、術後2~3日がピークで、その後は約10~14日かけて少しずつ引いていきます。詳しい症状と経過は下記の通りです。
術後当日~3日目
術後当日から3日目までは痛みが続きます。また、術後2~3日後に腫れと内出血が起こります。
痛みの度合いには個人差がありますが、処方箋の痛み止めで対処できます。ただし、痛み止めを服用しても痛みが強い場合は医師へご相談ください。術後2~3日が痛みのピークですが、その後は徐々に落ち着いていきます。
術後3日目~14日目
腫れは、大きく腫れても1週間ほどで目立たなくなります。内出血は術後1週間あたりで青紫色や赤紫色となり、黄色に変化し、術後2週間あたりには薄くなっていきます。内出血は、しばらく黄色が残る可能性もありますが、メイクで隠すことができます。
術後5日あたりでむくみも発生します。むくみの原因は、施術中に血管が傷つけられたことにより血液循環が滞り、体内の水分排出がうまく行われなくなるためです。約1か月で血管が修復されるため、自然と治っていきます。
術後3か月~6か月目
裏ハムラ法の効果が実感できる時期です。術後3か月~6か月ほど経つと患部周辺の組織がしっかりと定着して、施術の効果が目に見えてわかるようになります。
ダウンタイムを早く引かせるための生活習慣
裏ハムラ法のダウンタイムは約10日~14日と比較的短い期間ですが、きちんとした生活習慣を心がければより早く引かせることもできます。ぜひ、下記の生活習慣を取り入れてみてください。
食事
できることなら施術1~2日前から、野菜やたんぱく質、塩分控えめの食事を摂取することをおすすめします。特に、たんぱく質は体の修復に欠かせないため、しっかりと摂取しましょう。野菜も一緒にとり入れることで、より高い効果が期待できます。
睡眠
日中は起きて、夜はしっかり眠る生活を送りましょう。
「寝ると腫れるから起きている」という方もいらっしゃいますが、人間の体は寝ている間に修復が行われています。睡眠時間が短いと修復にかかる時間も短くなってしまうため、夜更かしせず、きちんと睡眠をとりましょう。
運動
術後3~4日が経過して腫れや内出血の悪化が見られなければ、軽い散歩など、体内の循環がよくなる行動をすると腫れが引きやすくなります。また、ダウンタイム中は気分が落ち込みやすいため、気分転換することは非常に大事です。
ただし、あまり体を動かしすぎると、逆にダウンタイムを悪化させてしまう場合もありますので、激しい運動は術後1か月までは控えるようにしてください。
術後に避けるべき行動と注意点
裏ハムラ法は、切開が必要な他の美容施術と比べてダウンタイムの症状は軽いです。しかし、ダウンタイム中に症状を悪化させるような行動をすると、治りが遅くなり、長引いてしまう恐れもあります。術後の症状を悪化させないために、次の行動に注意してください。
患部に刺激を与えない
裏ハムラ法は比較的負担の少ない美容施術ですが、それでも患部にはダメージがあり、人によっては、腫れや内出血が悪化する場合もあります。
当院の裏ハムラ法では、施術直後からメイク可能ですが、患部にはできるだけ強い刺激を与えないように触れてください。
血行を促進させる行動をしない
シャワーは術後当日から可能ですが、できるだけ短時間で済ませることをおすすめしています。体を温める行動をとると、血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があるためです。
入浴は、術後1週間以上経ってからが望ましいです。激しい運動は、施術箇所の組織が落ち着く術後1か月までは控えたほうがよいでしょう。
飲酒・喫煙をしない
基本的にダウンタイム中は飲酒禁止です。理由は入浴や激しい運動と同じく、腫れや内出血が悪化する恐れがあるためです。できれば、ダウンタイムの症状が落ち着く術後2週間後あたりを目安に再開してください。
喫煙は患部の治りが遅くなったり、感染のリスクが高くなったりするため禁止されています。可能であれば施術前から禁煙してください。
裏ハムラ法が向いている人
目の下のクマやたるみを改善する美容施術には、「裏ハムラ法」以外にも「経結膜脱脂術」や「ハムラ法」があります。
「裏ハムラ法以外にも施術があるけど、どれを選べばいいの?」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。裏ハムラ法は、以下のお悩みをお持ちの方に向いている施術です。
- 目の下のたるみが気になる
- 目の下のふくらみを失くしたい
- 目の下のクマでお悩みの方
- メイクをしても疲れている印象を受ける方
- 年齢とともに涙袋がわかりにくくなったと感じている方
裏ハムラ法は眼窩脂肪を再配置させる施術なので、目の下のふくらみを失くすことはもちろん、反対に涙袋を目立たせることも可能です。
しかし、皮膚を切除しない美容施術のため、強い皮膚のたるみを改善するには適していません。程度によってはハムラ法か、経結膜脱脂術と皮膚切除の方が適している場合もあります。ただし、これらの判断は医師でないと判断できません。
また、裏ハムラ法は目の下のクマの改善に適していますが、効果のないクマもあります。クマは原因と見た目によって、青クマ、赤クマ、茶クマ、黒クマと種類があります。
裏ハムラ法に適しているのは、目の下の眼窩脂肪がせり出て影を作ってしまう「黒クマ」です。それ以外のクマは、血行不良や色素沈着などが原因ですので、他の美容施術でないと効果がありません。
一宮美容クリニックの裏ハムラ法の特徴
当院では、お客様に施術を受けていただく前にカウンセリングを行います。目の下のクマでお悩みの方には、下記の4点について確認します。その上で、お客様に合った施術は何かというお話しを進めます。
今のクマは何が原因で目立っているのか?
クマが目立つ理由は大きく分けて4つあります。
- 目の下のふくらみによるもの
- ふくらみがあり、かつふくらみの下に凹みがあり、ㇵの字の筋のようになっている
- 色クマ(青クマ、茶クマ)がある
- 皮膚のたるみがある
実際には、これらの理由が組み合わされてできたクマも多々あります。ご自身で「わたしは何クマで悩んでいて…」と正確に把握されている方は、あまりいないです。当院の医師が、実際に目元を見て診察します。
今のクマは将来どのように変化していくのか?
「今のクマは何が原因で目立っているのか?」という流れから、「それは将来どのように変化していくのか?」というお話をします。
なぜなら、その変化によって「先々のことも含めて治療をしたい」のか、「今現在のクマの問題点のみを解決しておけばよい」のかが変わるからです。
一般的に、年を取ると顔の皮膚には下記のような変化があります。
- 頬の肉が口側に下がり、ほうれい線が目立ってくる
- 目の下のふくらみの下にあるへこみが深くなり、眼窩脂肪が前に出てくる
- 皮膚のたるみが悪化する
顔を支える皮膚や筋力の低下による垂れ下がりは、目の下のクマが悪化することに深く関係しています。年齢よりも老けて見られることでお悩みの方には、目の下のクマから頬にかけてアプローチが必要な場合もあります。
負担の少ない施術にしたいのか、手術で治したいのか
施術を受けるご本人が「どの程度の身体への負担をもって治療をしたいのか」ということを決める必要があります。
当院では、裏ハムラ法以外にも、ヒアルロン酸注入や糸リフト、炭酸ガスフラクショナルレーザー、スネコス・幹細胞上清液など、多くの施術を取り扱っており、いくつかの施術を複合的に合わせることも可能です。
施術によって、それぞれのダウンタイムも異なるので、それに応じた相談もしていく必要があります。
手術をするならしっかり治したいのか、手頃な治療を望むのか
手術をする場合は、現在のクマの状態を知った上で「どこまで治したいのか?」を決めていく必要があります。
施術を受けるご本人が「若返り効果が高いもの」を求めるのか、それとも「若返り効果はまずまずでも、ひとまず手頃な治療」を希望するのかにもよります。若返り効果が高いと、回復期間(ダウンタイム)も長くなる一方で、施術効果の持続がよい面もあります。
たとえば、患者様から「先生、私は脱脂術だけじゃダメですか?」といった質問を受けても、何をもってダメと判断するのはあくまでご自身です。医師は見込まれる結果についてお話しをしますが、ご自身の抱えているお悩みが解決できるかどうかは、患者様の判断によるものなのです。
「患者さん自身が、施術の違いをしっかり知った上で選ぶ」ことや、「施術によって結果がどう違ってくるのかを理解したうえで選ぶ」に対して、「先生がこの施術だけでいいって言ったから選ぶ」のでは、大きな違いがあります。
気になることは、以前ご来院された方でも再度無料カウンセリングを
患者様の中には、複数のクリニックを受診して比較検討されている方もいます。しかし「クリニックごとに言われる事が違う…。何を信じたらいいのだろう?」と悩んでしまう方もいるようです。
クリニックごとに医師がいて、それぞれの考えや経験をもって施術やカウンセリングを行っていますが、当院では、このような患者様の質問に対して次のような回答をしています。
「目の下のクマは緊急で治療しなければならないものではありません」
「何かが気になって踏み出せないのであれば、それは施術を受けるタイミングではないのかもしれません。焦って決める必要はありません」
複数のクリニックを受診することはもちろん、じっくりと比較して決めることが大事です。一度のカウンセリングですべてを理解できなくても、当院では一度ご来院された方も再度無料カウンセリングを受けていただくことができます。ご納得いただけるまでご相談ください。
一宮美容クリニックの切らないクマ・たるみ・シワ取り治療の詳細はこちら
裏ハムラ法の症例写真
施術前 | 施術後 |
---|---|
施術前 | 施術後 |
施術名 | 裏ハムラ法 |
---|---|
施術のリスク (副反応) | 腫れ,内出血:2日~1週間程度、内出血:1~2週間程度 |
ダウンタイム中におすすめのケア
「ダウンタイムを早く引かせるための生活習慣」で、栄養バランスの取れた食事と睡眠という、規則正しい生活習慣が大事だと説明しました。
規則正しい生活習慣は、体の回復力を高めるために必要ですが、ここでは痛みや内出血を抑えるためにおすすめのケアをご紹介します。
患部を冷やす
施術直後から3日目までは、患部を冷やすようにしてください。患部を冷やすことで、腫れを抑えるとともに、痛みの感覚を麻痺させることができます。
できる限り施術を受けた直後に冷やしてください。家でお休みになるまで時間がある場合は、当院に保冷剤をご持参いただければ、施術中にクリニックの冷凍庫で保存してお帰りにお渡しすることも可能です。なお、冷えピタは効果がございませんのでおすすめいたしません。
患部を温める
術後3〜4日あたりで内出血が広がらなくなれば、ホットタオルなどで患部を温める事をおすすめします。ただし、温めたときにかえって痛む場合は、まだ冷やしたほうがよいでしょう。
タイミング
冷やしたり温めたりするタイミングは、内出血の仕組みと関係しています。内出血は毛細血管が出血することで起きるのですが、まだ痛みのあるうちに患部を温めてしまうと、血行が促進されて内出血も広がってしまいます。
冷やして血管を縮小させることで、内出血を抑えることができます。また、内出血が落ち着いた頃に患部や体を温めて血行をよくすると、患部周辺の組織が活性化して再生が早まります。
どのタイミングで切り替えるかは人にもよりますが、患部を少しだけ温めてみて痛むようなら冷やす、心地よければ温めるとよいでしょう。
ダウンタイムを乗り切るためのメンタルケア
ダウンタイム中は、痛みや腫れが続く中、いつもと同じ行動をしなくてはなりません。
メンタルが不安定になる方ももちろんいらっしゃいます。そんな時はどうすればいいのでしょうか?
実は、術後しばらくはあまり鏡を見ないほうがいいとされています。見た目の経過が気になるかもしれませんが、術後2~3日ではあまり変化はなく、逆に腫れや内出血の様子を見てネガティブな考えをしてしまいがちです。
スマートフォンなどで余計な情報を見ないようにして、自分の不安を煽らないことも大事です。
裏ハムラ法についてのよくある質問
Q.「経結膜脱脂手術」と「裏ハムラ法」、「ハムラ法」の違いはなんですか?
「経結膜脱脂手術」は、目の下の脂肪を切除してふくらみを減らす施術です。「裏ハムラ法」は脂肪を温存して、ふくらみを調整したり、目の下のさらに下の凹みを改善する施術です。また、「裏ハムラ法」は皮膚を切開しませんが、「ハムラ法」は切開を行います。
Q.裏ハムラ法で目の上はくぼみますか?
無理に脂肪を引き出さず、位置を移動させているため、目の上がくぼむ可能性は低いです。
Q.施術後、シワが目立つことはありますか?
裏ハムラ法に限らず、どの目の下のクマ取りの施術でも、ふくらみが改善することで皮膚の張力が減るため、小じわが目立つ可能性があります。当院では「炭酸ガスフラクショナルレーザー」も扱っており、皮膚の引き締めを行うことで予防ができます。こちらは1か月ごとに3~5回の施術がおすすめです。
Q.施術中に痛みはありますか?
施術中には麻酔をかけるため、痛みはありません。痛みに弱い方はオプションで追加の麻酔もご用意できます。
まとめ
本記事では、裏ハムラ法のダウンタイムの症状や期間、早く引かせるためのケアについて詳しくご紹介しました。
当院では、患者様のお悩みや希望に対してどのような施術が適切か、無料カウンセリングを行っております。心配な点、理解できない点があれば、しっかりと説明させていただきますので、まずは一度ご相談ください。