フェイスラインのたるみは改善できる?原因と具体的なケア方法について
年齢とともに気になりはじめるフェイスラインのたるみは、毎日の保湿ケアや表情筋のマッサージ、生活習慣の改善など原因に合わせたアプローチによって予防可能です。また、猫背やスマートフォンやPCの長時間操作による姿勢の乱れもたるみの原因です。
早めに効果的な対策を続けることでフェイスリフトにつながり、将来のたるみを防げます。当記事では、フェイスラインのたるみについて原因とケア方法を紹介します。
目次
フェイスラインのたるみとは
フェイスラインのたるみ予防には原因別の対処が欠かせません。ここでは、フェイスラインにおけるたるみの原因を4つ解説します。
表皮のたるみ
年齢を重ねると肌のうるおい成分であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少し、皮膚表面のたるみが目立ちます。目安として、頬の表面を指で軽くつまんで離した時、数秒経っても元の状態に戻らなければ表皮がたるんでいる証拠です。
肌は非常にデリケートな部位であり、ちょっとした体質の変化や外部刺激によってダメージを受けるため、こまめな保湿ケアが不可欠です。
筋膜のゆるみ
顔まわりの筋膜がゆるむことでフェイスラインのたるみが引き起こされます。筋膜とは皮下組織より深い部分にある筋肉組織です。特に「SMAS筋膜」と呼ばれる箇所はフェイスラインの土台を支える役割を担っているため、筋膜がゆるむことでフェイスラインの支えがなくなりたるみとして表れます。筋膜がゆるむ主な原因は以下のとおりです。
・紫外線
・肌の乾燥
・生活習慣の乱れ
特に紫外線は肌へのダメージが大きく、皮膚細胞の内部にあるコラーゲンやエラスチンを破壊します。コラーゲンやエラスチンは肌の水分をキープする役割を担っており、紫外線ダメージを受けると筋膜の引き締め作用が衰えます。また、慢性的なストレスや睡眠不足も肌には大敵です。
毎日の食事や保湿ケアによって肌に必要な栄養を補給することで筋膜の再生につながります。
皮下組織の減少
皮下組織が減少するとフェイスラインのたるみとして表れます。皮下組織は真皮層と筋肉層の間に位置し、脂肪組織を支えるのが主な役割です。皮下組織が紫外線やストレスでダメージを受けると脂肪組織を支えられず、表皮のたるみにつながります。
しかし、コラーゲンやエラスチンなどの保湿成分を定期的に補充することで弾力性を保ち、フェイスラインのたるみ予防が可能です。
加齢による骨の萎縮
年齢を重ねるとどうしても骨が萎縮し、表面にある皮膚がたるみます。骨が萎縮する主要な原因は骨形成と骨吸収のバランスの変化です。加齢によって骨を作る能力が低下し、同時に古い骨を壊す作用が強まります。
また、ホルモンの変化も骨の萎縮の原因です。女性の場合、更年期にさしかかるとエストロゲンの分泌が減少し骨形成能力が低下します。さらに、カルシウムやビタミンD、タンパク質などの栄養素が体内で不足すると骨の形成に必要な要素が足りなくなり、骨密度の低下を招きます。
バランスの良い食生活やカルシウムやビタミンDの摂取、適度な運動の継続が予防策として重要です。
フェイスラインのたるみの原因とセルフチェック
日常のちょっとした生活習慣にもフェイスラインのたるみの原因があります。主な原因と簡単なセルフチェック項目を把握することで改善や予防が可能です。
スマートフォンを見すぎていないか
スマートフォンを毎日長時間操作している人はフェイスラインのたるみに注意が必要です。
スマートフォンの操作中はどうしても俯き加減の姿勢が続くため、フェイスラインを支える筋肉が重力に負けて引っ張られてしまいます。一度重力に負けてゆるんだ顔の筋肉はなかなか元に戻りません。
今の時代、スマートフォンをまったく使わないのは難しいかもしれませんが、長時間の使用を避け数秒単位の操作にとどめるだけでもたるみの予防効果が期待できます。
食事はよく噛んでいるか
食事を早く済ませると表情筋が衰えやすいため注意が必要です。食事をよく噛んでから飲み込むことで表皮を支える筋膜や靭帯にほどよい刺激がくわえられ、ハリのあるフェイスラインをキープしやすくなります。
目安として、ひと口あたり30〜50回以上噛むのがおすすめです。平日は忙しくても休日の食事から試してみることでフェイスアップ効果を実感できるでしょう。
普段の表情はどうか
普段の表情を意識して変えるだけでもフェイスアップにつながります。日頃から無表情だとどうしてもフェイスラインを支える筋肉が垂れ下がり、たるみが助長されてしまいます。
口角を意識的に上げたり、笑顔を大きく見せたりすることでフェイスラインの適度な引き締めが可能です。
フェイスラインのたるみ対策・改善方法
ここでは忙しい毎日でも手軽に実践できるフェイスラインのたるみ予防法をご紹介します。
デジタルデバイスを控える
デジタルデバイスの長時間操作はフェイスラインのたるみを誘発し、悪影響を与えます。スマートフォンだけでなくPCやタブレット端末など、デジタルデバイスの操作中は無意識のうちに表情が固まってしまい、筋肉が弾力を失います。
そのため、スマートフォンやPCが仕事の必需品という方も、休日だけはデジタルデバイスの使用を普段の半分以下にしてみましょう。人との会話を増やしたり自然を楽しんだりすることで気分転換につながるだけでなく、肌のたるみを予防できます。
姿勢を良く保つ
美しい姿勢のキープもフェイスラインのたるみ予防に効果的です。フェイスラインを支える筋肉と全身の筋肉は密接につながっており、特に首筋や背筋の筋力を維持することでフェイスラインが引き締まります。
デスクワーク中の猫背や左右に偏った歩行姿勢はフェイスラインの筋力を衰えさせるため、お腹に力をいれ、まっすぐな姿勢のキープが重要です。
表情筋を鍛える
表情筋のはたらきとフェイスアップは密接につながっています。表情筋を鍛えることで顔まわりの表皮を支える筋膜や靭帯のハリが保たれ、たるみの予防・改善が可能です。
特に、ほうれい線が表れやすい口輪筋を中心に鍛えることで直接的なフェイスアップにつながります。唇をすぼめるように突き出したり元の表情に戻したりと口輪筋を大きく動かすことで肌を吊り上げる筋肉が鍛えられます。
保湿ケアをこまめに行う
肌の適切な保湿は皮膚の水分のバリア機能を強化し、乾燥を防ぎます。乾燥した皮膚は弾力性を失い、たるみがより目立つため毎日の保湿が大切です。保湿剤にはヒアルロン酸やペプチドなどの成分が含まれており、コラーゲンの合成を促すことで皮膚の弾力性を向上させる効果があります。
さらに、保湿ケアにともなう肌のマッサージによってフェイスライン周辺の筋肉を刺激し、引き締め効果を期待できます。
毎日の保湿ケアと定期的な肌のマッサージは若々しい肌と引き締まったフェイスラインをキープするために効果的です。
当院がおすすめするフェイスラインのたるみに効果的な治療
当院では年齢やフェイスラインの状態に合わせたたるみの予防治療を受けられます。代表的な治療法をご紹介します。
IBC式糸リフト
特殊な糸を皮膚の下に通すことでフェイスラインを吊り上げる治療法です。メスを使わないため肌への負担が少なく、ダウンタイムがほとんどないため日帰りで治療を実施できます。施術そのものも短時間で終わるため、毎日忙しい方にもおすすめです。 (IBC式糸リフトの詳細はこちら)
ウルトラフォーマⅢ(HIFU)
一般的にはHIFUとも呼ばれ、特殊な器具で高強度の熱エネルギーを皮膚の深部に照射し、筋膜を刺激することで肌を引き締めます。熱エネルギーをピンポイントに照射するため肌への負担が抑えられ、治療後の副作用も軽減できます。 (ウルトラフォーマⅢの詳細はこちら)
まとめ
フェイスラインのたるみは、加齢や紫外線などによって肌の保湿機能が衰え、筋膜が弾力性を失うことで起こります。表情筋を鍛えたり肌の適切な保湿ケアを行ったりすると筋肉組織のハリを保ち、効果的なフェイスアップにつながります。
当院ではIBC糸リフトやウルトラフォーマⅢなど、フェイスアップに効果のある安全な治療を受けられるため、フェイスラインのたるみが気になる方はぜひ一度来院をご検討ください。
尚、メールや電話・LINEでご相談いただくことも可能なので、お気軽にお問い合わせください。